Inkscapeの活用の仕方 〜多重スキャンモード編〜

今回はInkscapeの多重スキャンモードの使い方をご紹介します!

多重スキャンモードを使えば、カラーで画像をスキャンしてパス化することができるんです!
とても便利なので是非お試しを〜

▼多重スキャンモードとは?

多重スキャンモードとは、簡単に言うと単一スキャンモードのカラーバージョンです。
単一スキャンモードは白黒でしかスキャンができませんが、多重スキャンモードだとカラーでできます。
また、単一スキャンモードはひとつのパスにしかできませんが、多重ではパスの数を増やすことが可能です。

単一スキャンモードについてはこちら 1/2

▼多重スキャンモードの使い方

まず、単一スキャンモードと同じように[パス]→[ビットマップをトレース]でスキャンモードのパネルを表示します。今回はこの画像をスキャンしたいと思います。

ichigo

下の段の多重スキャンモードを調整します。

tds1

まず「明るさのステップ」にチェックをしてトレースすると、白黒で表された画像ができます。
スキャン回数を増やせばパスの数も増え、黒い部分が増えていきます。
また、パスの数を増やすとより細密にトレースができますが、その分データは重くなります。

tds2

 

左からスキャン回数3、6、10。

 

「色」にチェックを入れてスキャンするとこんな感じでちゃんとカラーでトレースすることができ、とても便利です。左からスキャン回数3、6,10。

tds3

 

素材作りにもカラーのスキャンは使えそうですね!
最後に「濃淡」にチェックを入れるとこんな感じ。
濃淡は「色」でトレースしたものをグレースケール(無彩色)に変換したものです。

tds4

 

ちなみにイチゴだけをこの画像から取り出したい時、多重スキャンモードの場合スキャン回数によってパスの量を増やしたり減らしたりできるので、できちゃうんです。

tds5

 

▼背景を消す

この「色」でトレースしたイチゴの背景を消してみようと思います。
スキャンモードのパネルで背景を取り除くにチェックをつけてトレースすると、自動的に一番明るい部分(背景)が削除されます。

tds7

背景を取り除くことができました!

 

▼平滑化

また、平滑化にチェックを入れると自動でボケが加わり、若干滑らかにトレースできます。
左が平滑化したもの、右がそうでないもの。右のほうがわずかですがシャープな感じがします。

 

tds8

 

 

▼スキャンを積み重ねる

tds10

スキャンを積み重ねるにチェックを外すと画像がパーツごとに分解出来るようになります。

tds11

一方チェックをいれるとパーツごとというよりも、パスごとに重なっている部分を含めて分解されます。

パーツごとに分けたいときはチェックを外したほうが良いですね。

 

いかがでしょうか。使い方を工夫すればデザインに活かせそうです!

 

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