イラストレーターとその他画像編集ソフト(Photoshopなど)の違いって何なのかな!?ピクセルデータとベクターデータ!?

 TシャツにプリントするデータをPhotoshopなどの画像処理ソフトやIllustratorで制作する人も多いでしょう。

でも、どっちで作っても同じじゃない?どっちで作った方が良いの?と疑問に思っている人もいるはず。
実は同じじゃないんです!全然違うんです!大学の授業が1限始まりか3限始まりかくらい違うんですよ!

という事で今回はPhotoshopなどのその他画像処理ソフトとIllustrator、二つの大きな違いについて解説したいと思います~

▼Illustratorとその他画像編集ソフト

この二つの違いは、簡単に言うと粒があるか無いかです。Photoshopなどその他画像編集ソフトは粒の集合体であり、拡大すると小さな粒が集まっているためデザインのフチがギザギザしています。このようなデータをピクセルデータといいます。
一方Illustratorには粒は無く、グラフィックを直線や曲線の方向や長さのデータとして扱います。データが数値で表現されるので、どこまで拡大してもデザインのフチは切り絵のようにつるんとしています。このようなデータをベクターデータといいます。

giza_turuのコピー
Illustratorでは画像の編集はできません。なので、画像編集はPhotoshopなどの画像編集ソフトで行い、Illustratorはレイアウトソフトとして使うのが一般的です。

▼カンバスサイズとピクセルサイズは同じ?

カンバスサイズとはIllustrator上でのサイズのこと。ピクセルサイズとはその他画像編集ソフトのサイズのこと。ピクセルサイズはPCのモニターで見るサイズのことです。
この二つは同じものではありません。何故なら、Illustratorには解像度(dpi)が無いからです。
例えば、100pixel×100pixelで144dpiのデータを作るとします。
式にするとこんな感じ。

100pixel×100pixel×144dpi

144dpiは72dpiの2倍。Webなどのモニターでの基準dpiは72dpiとされています。

これをIllustratorとその他画像編集ソフトのモニターで見てみると、、、

Illustrator→100pixel×100pixel
その他画像編集ソフト→200pixel×200pixel

となります。何故その他の画像編集ソフトのピクセルサイズが2倍されているかというと、その他のピクセルサイズでは解像度が重要なため、基準の72dpiが2倍されるとその分ピクセルサイズも2倍されるのです。
しかし解像度の関係ないIllustratorではそれが無視されるため、ピクセルがそのまま倍になることなく反映されます。

siki_のコピー

みたいな感じです。

まとめると、カンバスサイズは解像度を無視、ピクセルサイズは解像度を重要視するという感じです。

▼印刷とWebでのdpi

データを制作する際に、web用であれば基準の72dpiで問題ないのですが、印刷するとなると解像度は高くしなければなりません。印刷する場合、解像度は300~350dpiが良いとされています。T1200に入稿する時は、それくらいの解像度で入稿しましょう。

また、解像度が関係ないIllustratorでも、Photoshopなどのその他画像処理ソフトで制作したものをIllustratorに持ってきた場合は、ベクターデータにはならずそのままピクセルデータとして配置されるので、画像処理ソフトで作ったデータの解像度の設定には気をつけましょう。

▼その他画像処理ソフトに向いている作業

Photoshopなどその他画像情報編集ソフトのデータは粒の集合体。一つ一つの粒を細かく描いたり消したりする事が出来ます。
なので、細かい表現に適しています。手描きで描いたような絵を表現したい時は、Photoshopなどが良いでしょう。
また、写真データのリタッチ作業(修正作業)もお得意分野です。
写真をトリミングしたり、明るさや色を変えたりと写真を加工する時も画像編集ソフトを使います。

wasiのコピー

▼Illustratorに向いている作業

Illustratorは粒が存在しないため、正確な描写が可能です。なので、ピクトグラムのような滑らかな曲線を描いたり、図形を変形するのに向いています。

これらの違いを軽く理解し、上手く使って素敵なデータをつくりましょ~
ちなみにPhotoshopに似たソフトでGIMPという無料画像編集ソフトがあります。
Photoshopは高くて、、、という人にオススメです。

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Illustratorでの解像度

Illustratorでは効果などラスタライズが必要なものを使う場合、解像度の概念が現れます。ラスタライズとはコンピュータが扱う文字や画像を、プリンタで印刷したりディスプレイに表示できるように、色付きの小さな点の集まりで表現すること。つまりピクセルデータでの表示なので解像度の概念が必要なんですね!

なんで72dpiがベースなの?

画像データの標準値(基準値)になっているからです。みなさんが見ているモニターも72dpiが基準です。昔の名残と考えてくれれば問題なしです。

印刷データを作る際にはIllustratorでベクターデータを入稿するとどうやっても高画質になり、お手軽です。ただ、Illustratorは高価なソフトなので持っていない方も多いと思います。ですので、Photoshop ElementやGIMPなどのソフトを使用する方は解像度・ピクセルサイズを確認して、よりきれいなTシャツを作りましょう!

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