抜染(ばっせん)データのつくり方

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この記事ではT1200ユーザーの中でも問合せの多い、「抜染」に適したTシャツデータの制作例をお見せいたします。

ご存知の方も多いかとおもいますが、T1200では白色インクは使わず”抜染(ばっせん)“という技法を用いて白色を表現しています!また、濃い色のTシャツの上に薄い色を乗せる場合にも下地作りのために抜染を行います。

抜染について詳しくチェックしたい方はT1200の解説ページからご確認下さい!→抜染とは

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使用するソフトはPhotoshop ですが、GIMPその他のソフトをお使いの方も、基本的な制作フローは同じですのでご参考にしていただけます。

今回は右胸ワンポイントのシンプルなTシャツを作成してみます。

1.用紙設定    

まずは「新規」から用紙設定をします。プリセットでが「日本標準用紙」を選択。サイズについてはおおよそで15cm×15cmとしました。その他設定は下記の通りです。

◆解像度:T1200では300dpi以上を推奨しています (✕72dpiのままにしないよう気をつけてください)

◆カラーモード:CMYK モード(✕RGBモードだと非常に作業しづらいです)

◆カンパスカラー:透明(背景色が白やカラーになっていると、その部分も印刷されてしまいます、今回は背景を透明にします)

 

2.デザインの作成

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まずはフォトショップでプリントしたいデザインを作成します。※今回はこんなお地蔵さんのキャラクターを作成しました!

ここで注意しましょう!抜染液の場合、液がついた箇所は均一に抜染されるので、グラデーションを表現することは非常に難しいです。なので、下図のように調子しました。

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こまかな違いなんですが、伝わりますでしょうか。このデータではキャラクターの後ろにある光を削除しました。おそらく抜染だと光の濃淡が伝わらず、ただの線になってしまうので、今回は消しました。タッチが筆っぽくなっている点は、のちほど調整します。

 

3.イラストを抜染仕様にする

カラーを抜染1色にして、抜染の色を活かしたいと思います!!

①色域指定をつかってイラストから選択範囲を作成する

ウィンドウメニューの「選択範囲」から「色域指定」をクリック、表示されるウィンドウを見ながら許容値を調整します。

今回は黒い線全体を残したいので、許容量を最大にしました。

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 ②クイックマスクモードで選択範囲を調整する

OKをクリックすると、下図のように選択されます。ただ、実際にどこが選択されているか、このままだとよくわかりません。そこで、クイックマスクモードと、ブラシツールを利用して選択範囲を調整します。クイックマスクモードはツールボックス一番下のカメラのようなマークから使えます。

※クイックマスクモードでの選択範囲の調整について、詳しくはこちら

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△通常のだと、選択範囲がよく見えない      ◎クイックマスクモードで確認・調整 

選択範囲の調整が済んだら、クイックマスクモードを解除します。

 

選択範囲を、C(シアン)4%で塗りつぶす

Photoshopでは選択範囲を指定した色に塗りつぶすことが可能です。

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★レイヤーパネルから、指定のレイヤーを選択した状態で、下部のボタンから「べた塗り」を選択、カラーパネルではC M Y Kの数値を下記の通りに調整して下さい。

C(シアン)  :4%

M(マゼンタ):0%

Y(イエロー) :0%

K       :0%

シアンのみ4%に設定して塗りつぶします。 すると

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無事、白で塗りつぶすことができました。

※塗りつぶし方法について詳しく知りたい方はこちらをご参考ください

 

 

4. T1200サイトで注文!

さて、デザインデータの準備が完了しました。このデータを使って、T1200で注文してみましょう! T1200では、かんたんにプリント位置の指定ができます。今回は、左胸ロゴなので「前面・左胸ワンポイント」を選択しますー。

※抜染指定も忘れずにチェックしましょう!

 

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Step2 プリント位置を決める」から、

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 「前面・左胸ワンポイント」を指定します。

その他好きなボディの種類・カラーを選んで宛先を入力すれば完了!!注文するのに掛かる時間はたった5分です。

少しテクニックで、デザインの幅が大きく広がります。あなたも抜染データの作成にトライしてみてください!

予告:次の記事ではT1200でのTシャツ製作現場を大公開!

次の記事では、これまで皆様にお見せすることができなかったT1200のTシャツ製作現場や印刷の様子、梱包など、裏舞台を大公開します!!おたのしみに!

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